投稿論文。。。。。アクセプトはなかなか大変です。
博士論文受理の要件として果たされる大学院や
すでに研究職にある方は研究業績のノルマとして、
またある方は資格取得の要件として、
また大学院生の方は研究業績をつむために。。。と投稿論文を頑張られる理由は様々です。
そんな中にあって、この二カ月ほどの間に
一人目の受講生の 方は投稿論文へのアクセプトのご報告、
二人目の受講生の 方はマイナーリビジョンのご報告をいただきました。
おひとりの方は研究職に就きつつ、博士論文を書かれている方で、初めての質的研究に臨まれました。
その方の研究分野ではあまり質的研究は見ないものの、
的確な調査対象者を収集されて、
インタビューに入る前に、厳密に
リサーチクエスチョン、インタビューガイドを何度も練り直し、
先行研究の結果とも関連付けて、そのうえでのインタビュースタートでした。
当然、収集されたデータは目的に沿ったもので、それを質的研究の分析方法に落とし込んで、分析を繰り返し、
理論的飽和に至って、
モデルまで提示した論文となりました。
およそ感触としては、
2回のマイナーリビジョンを経てアクセプトといった感じです。
もう一人は、海外雑誌に投稿されて、一回目はあるジャーナルでリジェクト。
「内容が私たちのジャーナルに適合しない」というのがリジェクトの主な理由でしt。
二回目は投稿先を吟味して複数のジャーナルから一つに絞り込んで、リジェクトになった論文の
ストーリーをそのジャーナルに合うように加筆修正して投稿。
1回目はメジャーリビジョン(=多くの修正加筆を求める)で返ってきました。
分析方法のより詳細で正確な説明、
必要とされるエビデンスの追加、
参考文献のさらなる検討と追加、
反対に不必要な部分の削除などなど。。。
余りに多くて、かなりきわどい、リジェクトすれすれのリビジョンかと思われたものの、
返されたコメントに一つ一つ渾身の書き直しをされて、
加えて、アブストももう一度よく見直して再投稿。
実は投稿論文ではアブストも大切で、書き方次第で合格、不合格を左右することもあります。
で、ドキドキしながら結果を待っていると、
およそ一カ月ほどで、ほぼマイナーリビジョンで返ってきました。
しかしながら「ほぼ」という感じだったのでまだまだ気が抜けません。
念には念を入れてコメントに丁寧に答えて、またこちらの考え方も添えて、英語は添削を重ねて再々提出。
で、結果、10日ぐらいでアクセプトに近いマイナーリビジョンで返ってきて
とりえずホッとしている今です。
「アクセプトに近い」というのは、ジャーナルの方で、細かな点を修正してその内容を確認して、良ければその部分を訂正して再提出と。
まず大丈夫と思います。
そして、お二人とももう次の投稿に向かって踏み出されています。
若い研究者の間は(変な表現やなぁ)、精力的にどんどん研究を積み上げていかれるのがよいですね。