前回「ただのおしゃべりに終わってしまったインタビュー調査?を研究へと補修(その1)」を書きました。
うまくいかなかったと思ったら
予備調査に位置付けて、再度本調査をする、というような記事。
今日は第2弾。
再度調査をする時間がない、
取ったデータを使って何とかまとめたいという場合。
ベクトルを反対に向けて、
リサーチクエスチョンや
仮説、あるいは
目的を見直してみる。
もちろん、本来の研究から言えば、やり方としては大×なのだけども、
基本的に卒論・修論は論文を書く練習なので、こういうやり方は私的には有りだと思います。
しかしながら、おしゃべりで終わったようなインタビュー調査はこの、応急処置の作戦でも、おうおうにしてうまくいかない場合が多い。
ではどうするか・・・・
とにかく収集したデーターを切片化して、分析対象のデータの数を多くして、
色々な角度からカテゴライズを試みる。
もちろん考えられるカテゴリーセットは一つではなく複数ある場合がほとんど。
それはそれとしてOKというスタンスで
複数のカテゴライズ・バージョンをつくっていく。
もちろん何が何でも切片化するのでなく、
明らかに関係のない切片化は時間の無駄です。
一緒に分析してそのプロセスを共有したほうがわかりやすいのですが、
その匙加減というかバランスが難しい。
ちゃんとした研究者の方から見れば何を言ってんだかということかもしれませんが、
基礎基本を学ぶ段階では、四苦八苦、右往左往しながら、
あきらめずにとったデータに食らいついていって、格闘する心意気は大切だと思う次第です。
インタビュー調査をして、もう一度やり直す時間がない時、ちょっと思い出していただいて参考になればうれしいです。