70代で現役臨床心理士と公認心理士で活躍されている女性の一例
この方は、およそ12年ほど前に、Moon Circleの門をたたいてくださって、ずっとサポートを続けさせえていただいている方です。
仮にAさんといたします。
ご両親の介護も修了した矢先、ご主人が旅立たれて、第二の人生を模索されているときに、一つの選択肢としてカウンセラーの道を考えられました。
大学院の授業についていけないのではないか、途中でやめなければいけないのではないかと危惧されていた時に来ていただいてサポートが始まりました。
論文の書き方、文献検索のみならず、PCの使い方や、エクセル、ワードの使い方に始まって、ご自身の人生経験を活かす論文テーマを見つけられて、本当にひとつづつコツコツと積み上げられていったという印象です。
ほぼ毎週のセッションと、提出間際には夜中まで頑張られました。
無事。修士を修了され、次は臨床心理士試験への挑戦。
セッションでは、一問一答でこたえられるまで知識を蓄積され、1次試験は合格。
ところが2次試験で面接官から主婦業の趣味で仕事をされては困るといった印象を持たれたようで、残念ながらの不合格。
この時はもう本当にやめようと思われたようですが、もう一度頑張りましょうと、鼓舞して、次の年は2次試験の面接のみだったので、とことんそれに集中し、見事合格をされました。
公認心理士は、別にどちらでもいいかなというスタンスでおられたのですが、そのリラックスした気持ちがうまく働いたのか1回の受験で合格。
現在は、カウンセリングのオフィスを開かれ、またご自身の得意とする分野とも組み合わされて、大活躍をされています。
現在もMoon Circleでは、事例研究やカウンセリングの分析、オフィスの運営など、学術的な面からビジネス的なコンサルタントも含めて全般的なサポートを継続しています。
つくづくと、もう12年かと。
現在は70代も半ば。
全国を飛び回って、でも、無理のない範囲で、仕事を満喫されているようです。
その他にも前にも記事に挙げましたが、60代後半から70代前半にかけて、大学院進学で絵キャリアアップされてそれぞれの分野で活躍されている方々がおられます。
第二の人生としてカウンセラーで活動していきたいというお話を受講生の方から伺うことが時々あります。
一足飛びに、夢はかないません。
結果は、努力の先にあります。
それと、人生100年時代、「もう歳だから」というセリフは、古い言葉になりつつあると、つくづく思います。