かなりレベルの高い大学院への提出書類にエッセイがあるということで、サポートの依頼をいただき、個人指導をさせていただきました。
自由エッセイではありますが、ここで何書いてもいいんだと思って、作文を書いてはいけません。
社会人から大学院入試を目指される場合、
エッセイの題材は仕事の経歴を生かす
のがベターです。
それにプラス、条件として明示されてなくとも、
社会人としての仕事から持った問題意識を研究レベルに昇華させるために、
いわゆる、論文の
「問題と背景」の発想
を持たれるのが良いと思います。
できれば
先行研究も
押さえたい。
さらにはなんらかの
理論枠組みを用いて説明が
展開できればなお良しです。
この方の場合、その分野の最前線で仕事されていたので、問題点を抽出するひきだしがいくつかあり、そこから、
ある理論の枠組みにあう論点を抽出して、
今後の予測を提言するとともに、
社会的貢献に高い意識を
持っていることをそれとなくアピールして、まとめあげました。
世界的トップクラスの大学院だったので、英語で、最終的にはまとめなければならず、正直日本語の様なニュアンスで書いたストーリーでは通用しないと考えたので、まず、英語でストーリーを考えながら、構成の枠組みを考えつつ、個々の内容のクラスターについてディスカッションしていくと言う進め方に留意した結果、かなり明確なストーリーが提示できたなと思います。
このケースで、ちょっと気がついたことですが、
英語ができる人は英語で発想すると、
シンプルでわかりやすいストーリーができる様に思います。
そろそろ新し年度の始まりが見えてくるころ、修士論文や卒論の執筆、大学院入試の研究計画書の作成に向けて、準備を始められる方が多くなってきました。
準備段階の初学の方から
「興味があることはいくつかあるのだけど、
それをどのように研究のテーマへ落とし込んだらいいかわからないがわからない。」
「研究のテーマのたて方をがわからない。」
はたまた、
「何をしたいのか、色々考えるうちに自分でもわからなくなった。」
という言葉をよく聞きます。
こんな時、一足飛びのテーマを考えようとせず、
まずは自分の頭の中にある
アイデアや興味・関心のある事柄を
箇条書きで、書き出してみてください。
文字としてアウトプットすることで、
漠然と頭の中で考えていたことが整理できます。
次にそこから
できるだけ多くのワードを拾い上げていく。
文章ではなくワードで拾い上げる、あるいは言い換えることが重要。
次にそのワードで先行研究を検索してみる。
そして自分の考えていた内容にできるだけ近い先行研究をピックアップする。
ここで重要なことは、まったく同じ研究でなくともいいということ。
自分のの考えていることに
「近い」=周辺の先行研究をピックアップする。
最後にそれらの先行研究で挙げられている
「キーワード」を概観して、
自分のアイデアがキーワード、
すなわち、
専門用語ではどのように表現されているのか
を押さえる。
キーワードが抑えられれば、先行研究も焦点を絞って探しやすくなりますし、
アイデアを研究に昇華できるかテーマが見えてくるはず。
論文の書き方や研究計画の立て方で悩んでおられる方は一度試してみてくださいね。
として一度書いた記事だと思うのですが
毎年、この時期になると新年度4月に大学院入学される方々からのお問い合わせをいただきます。
「人より先んじる」のは、進んでいること以上に心に余裕をもたせるので、
何事も早くに取り掛かるに越したことはありません。
さて、では4月から大学院に進学される方は、今何をしておくとよいでしょうか。
私は、
研究に向けてのアップ
だと思います。
すみません、体育会系だったもので、アップというのは一般的な表現ではないのですが、
運動の前の肩慣らしのようなものです。
一般的な準備体操とはちょっと違って、
さぁやったるで~!という気合の入った準備運動
というイメージです。
もうすでに入試の時に研究計画を提出されていると思うのですが、
この段階での研究計画は研究としての具体性がまだまだ絞り込めてない場合が多く、
実際、ゼミが始まってみると計画が変わることもよくあります。
ですから、
「進める」のではなく、その場で「アップをする」のが効率が良い
と思います。
具体的には、
まず、何をテーマとしてどのような内容を考えているのか、
これを
1分で説明
できるようにしておく。
言うは簡単、行うは難し。
実際、まとめだしてみると、なかなかできません。
これは自分でも何をしたいのか、
何をするのかわかっていない状態。
そのためには、基本の基として、まず、テーマとして考えていることに
「関連する」先行研究を読み込んでいかねばなりません。
何度もブログで繰り返していることですがこれが肝心要、まずありきです。
4月に入って、指導教官に、
こういう先行研究を読んできて、
こういう問題意識を持ったので、
こういうテーマで
こういう目的、
こういう方法で研究していきたいと
さらさらと説明ができるようにアップしておく。
もちろん、指導教官のご指導の中でテーマや計画が変わることもあるかもしれません。
でもアップしたことは練習でもありますから、
頭はすでに研究に活性化しているので、
一からスタートに着くよりもずっと先を走れるのではないかと思います。
色々とこれからに期待と不安を持たれているころと思い嬉しい
先日、10人の半構造化面接をして修正版グランデッドセオリー(M-GTA)で分析を予定している受講生の方が研究計画をゼミで発表されたときに、他の大学院生の一人からアフターコーディングやテキストマイニングの手法を用いて分析すればどうかというアドバイスがあったと、半ば、なんのことやらとビビりながら帰ってきたと報告を受けました。
私もなぜそういうアドバイスをされたのか??なのですが、この方が研究の目的のためにとるべき方法として方向が異なります。
修正版グランデッドセオリー(M-GTA)は。質的データの分析の客観的分析を高めるに質的研究の一つの手法です。
アフターコーディングやテキストマイニングという手法はいずれも質的データを定量的に分析することを目的としており、前者は、例えば、自由記述のデータから類似する回答をまとめめていって、少数に絞り込んでいって集計しやすくする方法で、後者は例えば、自由記述の文章を単語や文節で区切って、その出現頻度や単語間の相関などを解析する方法です。
話がそれましたが、ここでポイントを置きたいのは、手法の説明ではなく、
話がそれましたが、ここでポイントを置きたいのは、手法の説明ではなく、
ゼミで、ビビるな
ということです。
この事例でもわかるように、ゼミでのアドバイス、特に同じ大学院生からのアドバイスが必ずしも正しいとは限りません。
ちょっと難しそうな専門用語を並べられたら、まずはそれはどういうものなのか、なぜそれが良いのか、
逆質問
してみてください、
それで、答えられなかったらその程度のことですし、反対にすらすらと説明していただけたら勉強になりますし。
ゼミで知らない専門的な用語や理論を使えばどうかとアドバイスがあれば、
ちゃんと逆質問して、確認してディスカッションしていきましょう。
知らないことは恥ずかしいことではないですし、ましてやへこむことではありません。
リラックスして研究されてくださいね。♥
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