修論や卒論で実験や調査のデータの収集が終わったものの、
最初に設定した目的や仮説に合致しなかった、とか、
とりあえずデータを取ることを優先して、そこから何が言えるかを考えたい
(=目的をちゃんと考えてなかった\(◎o◎)/!)、とか、
データー収集は完了したものの、そ迷子になっている方が少なからず毎年おられます。
どうすればよいかはケースバイケースですが、今日はこのような場合に
論文の初心者の方々に共通してる考えられる解決策を3つまとめたいともいます。
まずは、
(1)データの再検討
データに誤りや異常値がないかの確認、
統計分析の間違いがないかの確認、
まず、落ち着いてここからの検討です、
それでも、仮説や目的に合致しないデータであったならば、
(2)仮説の再評価
最初に立てた仮説が妥当であったかを再検討し、
仮説がそもそも間違っていたならば、
新たな仮説を立て直します。
先に立てた仮説を結果出てからか変えても良いの?
よくある質問ですが新たな仮説が妥当であるならば、
とりあえずOK!
何かしら後出しじゃんけんのようですが、
卒論や修論ならばこれも有りかと思います。
次に考えられる方策としては
(3)得られたデータから新たな知見を引き出す
仮説の書き直しという点では(2)と似ていますが、
(2)が元の仮説の延長上で仮設を書き直すとすれば、
(3)は全く別の視点で、得られたデータをとらえなおし、結論を導きだすことを検討するということです、
視点を変えて得られた知見が新たな洞察や研究の方向性を示すことがあります。
あるいは、得られたデータを詳細に分析し、新たなパターンや関連性を見つけるということも考えられますし、
最初の分析に使った方法とは異なる分析手法を試みるということも有効です。
データを取ったもののここから何がいえるのかわからなくなった・・・・・
大丈夫です。
あの手この手で色々な方向からデータを見直せば必ず解決策は見えてきます。
焦らずに落ち着いて取り組んでいきましょうね。