先日、修論提出後、
「まだ口頭試問の日時の連絡がなく、合否が決まるのは3月中頃と聞いています。」
という受講生の方がおられるお話をここでちょこっと書きました。
その後日談なのですが、
結局のところ、
口頭試問は開かれず、
いわゆる修了式の案内が来て、合格が確認された、という結果となりました。
その後、その研究科を終了された数人の方に聞かれたところ、
主任教員も副主任も最終原稿チェックはしない
とのこと。
表現はそのまま書きましたが、もちろん最終評価はされているわけで、おそらく
提出をさせた段階で合格と判断がされているものと思います。
この方の場合はほとんどお正月明けすぐに提出期限だったので、12月の中頃に
「最終原稿の確認のために」指導教官に原稿をメール添付で送られたその内容で合否が判断されたのでしょう。
後で、大学院で教鞭をとっている知人たちに聞いてみると、この大学院だけでなく、もう一つの大学院の研究科もそうでした。
名前を書くことはひかえさせていただきますが、いずれの大学院も日本でトップクラスの大学院です。
論文の指導を指導教官に仰ぐ際に、いい加減な気持ちで送ることは、やはりよくないということを改めて思いました。
忙しい教官にご指導のお時間をとっていただくのだから、
その時点での進捗状況をわかりやすく整理しておくのは当然のことながら、
特に提出間際の最終段階、
具体的には
11月半ばから12月半ばまでの論文添付を伴うやり取りは、
もうそこから審査が始まっていると思ってかかるべきですね。
これから修論・卒論に取り掛かられる方は十分にこの点について認識しておかれてください。