スケジュール管理で成功する!
修士論文・卒業論文提出までの効率的な進め方
今年も後半に入り、修士論文・卒業論文の提出が半年後に迫ってきました。
実質、5ヶ月ちょっとしかありません。
後半はスケジュール管理が非常に重要です。
進捗状況を3パターンに分けて、スケジュールを確認していきましょう。
提出スケジュールの考慮点
翌年1月前半に提出する場合、
年末年始はいろいろと雑事も多く、スケジュールに入れない方がよいでしょう。
したがって、12月末までに完成させたい。
完成の前には指導教官に提出し、指導を受けて修正・加筆が必要です。
その時期を考慮すると、12月初旬には仮完成して、指導教官の指導を仰ぎたい。
指導を受けたらそれに従って加筆修正する時間も必要です。
ですから、できれば11月には完全に執筆に集中できる状態にしたいです。
ここで進捗状況を3つのケースに分けてスケジュールを確認していきましょう。
ケース①:7月の段階でデータ収集が終わっている場合
7月の段階で、調査や実験が主体となる論文のデータ収集が終わっている場合、あるいは文献レビュー論文では文献収集が終わっている場合です。
◎7月〜8月:分析に集中。二ヶ月間あれば様々な方向から分析できます。
◎9月:結果を基にどういう考察に持っていくかパターンを考え、
論文のストーリーを練ります。
簡単な箇条書きやメモでも良いので、
バージョンをいくつか作り、
取捨選択や組み合わせを考えると良いでしょう。
◎10月:執筆に集中
◎11月前半:先行文献や図表の整理。
頭を冷やして執筆から距離を置き、
後半に再度執筆に戻ることで
新たな視点やより良い方向が見えてくることが多い。
◎12月初旬:仮完成して指導教官に提出
ケース②:7月の段階でこれからデータ収集をする場合
7月の段階で、調査や実験が主体となる論文で、これからデータ収集を行う場合、あるいは文献レビュー論文でこれから文献収集を行う場合です。
◎7月〜8月:調査、実験、文献収集を完了させる。
特に人を対象にデータ収集が必要な場合、
夏休みやお盆などのイベントがあり、
データ収集が進まないことが多いので注意。
◎8月末まで:すべてのデータ収集を終えて、結果を整理する。
◎9月~10月中頃:分析に集中。
◎10月中旬から11月中旬:ストーリーの作成と執筆の同時進行。
◎11月中旬から 本文の仮完成。
その後は図表や参考文献の整理。
◎12月初旬:仮完成して指導教官に提出
ケース③:7月の段階で何のデータを収集するのか、その収集方法も含めて考える場合
このケースは非常に急がなければなりません。
どんなデータを集めるかは昨年度(1年目)でほぼ終わっていなければならず、
昨年度1年間で進めるべきプロセスを急ピッチで進める必要があります。
◎7月〜8月:何のデータを集めるか確定。
先行研究の精読から進めないといけないケースもあるでしょう。
そもそもの関心事についてブレインストーミングから進める必要もあるかもしれません。
とにかく、時間的な集中は当然ながら、頭もフル回転で考えていかねばなりません。
◎8月末まで:対象者の確保や実験道具、調査票の準備。
一見事務的作業のように見えますが、細かな整理や段取り等、
思ったよりも時間と労力が必要です。
◎9月末まで:調査や実験の実施などデータ収集。
文献検索もどのような方向で検索していくか考えることが必要とで、
単に検索して終わりとはなりません。
◎10月末まで:収集した結果の整理と分類、分析。
収集した結果の整理は思ったより時間がかかるし、ややこしい作業。
間違いなくエクセルに転記したり、
分析ごとに必要なデータを分類してシートやファイル、フォルダーを作ったり、
地味ですが間違いなく進めなければいけない作業です。
◎11月末まで:ひたすら執筆 本文の仮完成。
◎12月初旬:仮完成して指導教官に提出
これらのスケジュール管理のポイントを押さえながら、
効率よく進めていくことで、
卒業論文・修士論文の完成度を高めることができます。
計画的に進行し、余裕を持って提出を目指しましょう。
ムーンサークルでは、
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