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*お申し込みが一定数に達しましたら、期日前でも終了いたしますので、ご了承ください。
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先日、東京の対面個人指導で、4時間ぶっ通しで、
修論論文作成のプロセスを進めた時のホワイトボードをアップしながら説明していきたいと思います。
この方は、観察記録のデータを多く収集できている状況であったものの、
目的や先行研究の検討がまだ充分でなかあったため、
とりためたデータからベクトルを反対に向けて、目的や先行研究を精読していこうということになりました。
まずは、取られているデータを拝見して、
どのような研究視点が抽出できるかを一緒に検討していきました。
様々なポイントは自由に考えられるものの、
後々の考察や先行研究とのつながりを意識して、ピックアップしていかねばなりません。
データを取っておられた時は何となく取っていたということでしたが、そこには何らかの意図があったはず。
それを説明していただきながら、
一緒に、データを精査して抽出できる点をホワイトボードの板書していきました。
こうして可視化することで、漠然ともやもやとしていたものがはっきりと形を成してくるのをいつも面白く思います。
インタビュー調査であれ、アンケート調査であれ、データだけ先に集めてしまった、どうしようと悩んでいる方は、まずはそのデータをぐっとにらんで、
どのような研究視点が抽出できるか、文字で書き出してみてくださいね。
可視化することで、漠然としていた思索が究極的に意識に明確に上がって、整理できるようになります。
主に社会科学の分野で
インタビュー調査などの言語データを収集、分析して、
最終的にモデルを作るという結果のまとめ方があります。
収集された言語データから
何らかのテーマやパターンを見出して
複雑な社会現象や人間の行動を洞察するアプローチです。
この「モデル」を構築するというのは、
質的調査の最終目標で理論構築をすることでもあります。
このモデル構築によって、考察しようとしている
現象の背後にあるメカニズムや関連性を理解する手助けとなります。
例えば、複雑に絡まる
要因がどのように影響し合っているかなどを考察し、説明することができます。
先行研究を十分に読み込んでいるならば、
調査前に、仮説モデルを提示することもできるでしょう。
仮設モデルを提示し、
実際に調査してデータ収集し、
パターンを見出してモデルを作り理論構築する
。。。これができれば、とても評価される論文となるでしょうね。
言い換えれば、非常に難易度の高い研究でもあります。
もちろん、得られたメカニズムやパターンは、ある特定の対象から得られたデータから構築されているので、
一般的な傾向や普遍的な法則を導き出すことには慎重になる必要があります。
ゆえにそれを補う方策として、
量的研究をセットにするということが考えられます。
私たちは、社会科学の分野でのサポートをする場合、十分に時間的余裕があると考えられる時で、対象者を得られる算段がある場合、
できるだけ質的研究と量的研究との両方を行うように提案する時が多いです。
先日、四日後の論文途中の報告発表会に、仮説としての仮モデルを作ってほしいという依頼があって驚きました。
論の一部の文章をモデルを作成して書き方をご指導する私たちのモデル作成サポートをそのようにとられてのご依頼だったのですが、
そのあたりの誤解があったとはいえ
まだインタビュー調査をするかどうかわからない、
対象者が決まっていない、
リサーチクエスチョンが決まっていない、もちろんインタビューガイドもできていない、
それ以前に先行研究で何を読めばいいかわからない、
そういった段階で、仮説となる仮モデルの作成などはできません。
それは研究の本体であるという意味でも、私たちがそれを作成すると代行作業のようなものなのでできません。
「先輩方の論文を見たら。そのようなモデルが提示されていたから」
といったお話でしたが、そこに掲載されているモデルの作成に至るまでに、多くの時間と労力が費やされています。
これからモデルを作ろうと思っている方々は、
十分に先行研究を読み込み、
リサーチクエスチョンを練ったうえで、
インタビューガイドを作成し、
モデル構築の研究に臨まれてくださいね。
ムーンサークルの河原町オフィスはオフィスは河原町通りに面していて、河原町御池の角にあります。
7月17日の祇園祭の巡行はちょうど目の前を通ります。
そして、巡行の見どころのひとつが大きな背の高い鉾(ほこ)は河原町から御池通りに曲がる時。
昔からのまま、丸太を並べて水を撒いて人力で回ります。
もちろん1回では回れず、何回か、掛け声とともにやっとこさ。。。。
無事周り終えたときには見物の人たちから大拍手。
私が好きな「山」は蟷螂山。
牛車の上になぜだか大きな蟷螂がのっていて。
この発想素敵です。
で時々、この蟷螂が腕を上げたり左右を見たり羽を広げたりして、沿道の人たちに愛想を振りまきます。
かわいい。。。
河原町御池の角は、花形場所なので、ここにかかる時には必ずからくりがうごきます。
河原町オフィス、ここの場所に決めて良かったなと思います。
修士論文や卒業論文の構想をゼミで発表する機会が多い時期となりました。
この時期、多いサポート依頼が、
ダメ出しを受けて落ち込んでしまいどこから手を付ければよいのかわからないのでサポートをしてほしい
ダメ出しされて自信がなくなってしまった。一からサポートしてほしい
といったお問い合わせです。
ダメ出しを受けるのは辛いことですが、それを
建設的な学びの機会に変えることが重要です。
諦めずに前向きな姿勢を持ち、必要な改善を行いながら修士論文を進めてください。
対処の重要なポイントをまとめてみますね。
➀まず冷静に受け止める
つい、悲しいとか悔しいとか感情的な気持ちにおちいってしまいがちですが、まずは冷静に受け止めることが重要です。
ダメ出し=批判的なフィードバックは
成長の機会であり、
修士論文をより良くするための
貴重な情報を与えてくれるものと理解して、
ポジティブにとらえていきましょう。「
➁ダメ出し(フィードバック)の内容を具体的に理解する
パニックになってしまいがちですが、ダメ出しの内容は次に改善してゼミにもってこなければなりません。
それゆえ具体的に理解することは必須。
質問や追加の説明を積極的に求めていきましょう。
どのような部分が問題だったのか、
どのように改善すればよいのか、
といった具体的なアドバイスを求めることが重要です。
それは見方を変えれば、
指導教員やゼミのメンバーとのコミュニケーションを深める機会でもあります
③ダメ出しを受けた点についてリサーチを進める
ダメ出しの内容を具体的に理解できれば、次にすることは
関連する文献の調査や、
同様の研究や論文の分析を行うことで、
改善のヒントを得るということが重要です。
単に頭の中で考えてばかりでは、ぐるぐる空回りするばかりで建設的ではありません。
ヒントになる先行研究を検索して、抽出して分析する、これは研究の第1歩でもあります。
こういった手順を進めるにあたって、行き詰ったならば、
指導教官やゼミのメンバーにサポートを求めることも大切です。
ただ、なかなか、様々な人間模様や個性のぶつかり合いがありうまくいかない場合も多い。
手前味噌ですが、このようなサポートを求める一つの方向性として、ムーンサークルで提供しているサポートが機能しているように思います。
ゆえにこの時期、段階での、サポート依頼が毎年多いのはうなづけるところがあります。
ダメ出しを出されても、
諦めずに前向きな姿勢を持って、
必要な改善を行うなど、
具体的なプロセスを進めて論文完成を目指していってください。
私たちのところでは論文の添削サポートは2種類承っっています。
一つは修辞チェックコース
これは
論文の修辞(誤字脱字・文章の適否)をチェックするコース
筆者が何度も読んでいるうちに、目が慣れてしまい、 修辞の間違いはついうっかり見落としてしまうことが多いため
卒論・修論の提出前や投稿前などの最終的な段階で、
第三者的に目を通して確認することを目的としたコースです。
もう一つは論理性・専門知識チェックコース
全体の論理性や専門知識の正確性など内容に踏み込んで添削するコースで
加筆修正するところはされますが、
追加の内容検討が必要な個所の指摘や、
意味の通りづらいところに関する質問、
このように書いた方がわかりやすいのではないかというサジェスチョン、
ミスリーディングを導くことが危惧される個所の指摘等々まで
踏み込んだ細かなコメントが返されるのが特徴で、
卒論・修論はもとより、投稿論文でもご利用いただいている人気のコースです。
ただ、時々、お申込みの際のご要望に驚くことがあります。
例えば、2万文字を超える添削を明日までにとか。。。。
「添削ぐらいすぐにできるだろう」というスタンスの方が時たまおられてびっくりします。
論文をしっかり読むということはそんなに甘い作業ではありませんし、
そもそも論文執筆に対する考え方は少し甘い気がします。
それと、添削してもらったら完成論文になる、というお考えをお持ちの方
中には不合格にった論文を合格レベルに「添削で書き直してください」方もおられます。
論文が不合格とされるのは、
根本的、全面的に構成、論理性からやり直し必要というレベルだと思われ、
添削に出して合格レベルに引き上げてもらおうといった発想は
自身の論文に対する認識があまりに甘い。
私たちのサポートはすべて、
研究のプロセスサポートし、
併走して研究を完遂させることを目的としていますので、
添削も、そしてモデル作成サポートもいわゆる丸投げを意味していません。
卒論・主論を評価されるある先生が言われていました。
「 初めての研究だからすごい高いレベルは期待していない。
むしろどれだけ額に汗して完成させたかが大切で、
それを評価したい。 」
と。
楽して完成させようという発想はそもそも研究と相いれないと思う次第です。
卒論・修論で
書き足す必要があって、
何を書き足せばいいか、
構成を変える必要があって、
より良い構成のためにどのように書き直せばよいか
間違えた理解で書いているところはどこで、
どのように修正すればよいか、
指導教官からの指摘を
どのように内容に反映すればよいか、
論理的な流れを作るためにどこが問題で、
どのように書き直せばよいか等々、
丁寧に論文を完成させるためのサポートが必要な場合は、私たちの添削が最大限の力を発揮できると確信しています。
前回「ただのおしゃべりに終わってしまったインタビュー調査?を研究へと補修(その1)」を書きました。
うまくいかなかったと思ったら
予備調査に位置付けて、再度本調査をする、というような記事。
今日は第2弾。
再度調査をする時間がない、
取ったデータを使って何とかまとめたいという場合。
ベクトルを反対に向けて、
リサーチクエスチョンや
仮説、あるいは
目的を見直してみる。
もちろん、本来の研究から言えば、やり方としては大×なのだけども、
基本的に卒論・修論は論文を書く練習なので、こういうやり方は私的には有りだと思います。
しかしながら、おしゃべりで終わったようなインタビュー調査はこの、応急処置の作戦でも、おうおうにしてうまくいかない場合が多い。
ではどうするか・・・・
とにかく収集したデーターを切片化して、分析対象のデータの数を多くして、
色々な角度からカテゴライズを試みる。
もちろん考えられるカテゴリーセットは一つではなく複数ある場合がほとんど。
それはそれとしてOKというスタンスで
複数のカテゴライズ・バージョンをつくっていく。
もちろん何が何でも切片化するのでなく、
明らかに関係のない切片化は時間の無駄です。
一緒に分析してそのプロセスを共有したほうがわかりやすいのですが、
その匙加減というかバランスが難しい。
ちゃんとした研究者の方から見れば何を言ってんだかということかもしれませんが、
基礎基本を学ぶ段階では、四苦八苦、右往左往しながら、
あきらめずにとったデータに食らいついていって、格闘する心意気は大切だと思う次第です。
インタビュー調査をして、もう一度やり直す時間がない時、ちょっと思い出していただいて参考になればうれしいです。
毎年、卒論、修論の提出が迫ってくると、色々な事情で、進捗が芳しくなく、
提出まで残り1-2か月の段階で、サポートに駆け込んでこられる方々がおられます。
私たちのサポートはそのころには卒論・修論の駆け込み寺のようになります。
提出1ヵ月を切って卒論、修論は完成可能か
そこまでの進捗状況と、
集めているデータの質と
完成度の程度次第という無難なことしか言えませんが、
とにかく、一生懸命ついてきてくれれば、
今までのところ完成できなかったことはありません。
しかしながら私たちに
依存していては完成はできません。
受講生の方自らまずは
能動的に取り組んでもらわないと進まない。
無駄のない道筋を見つけていきますので、一緒に走ってきてくれないと進めません。
おんぶにだっこでは、間に合わないのです。
もちろん、そういう状態にならないよう、そこまで内容を十分吟味し計画的に進めることが一番です。
しかしながらそれは実際のところ理想で、初めての研究や、大学を出てからブランクが長かったりすると、なかなか難しい。
そんな時に横を一緒に走って後押しするのが私たちのサポートと考えていただければよいですね。
投稿論文。。。。。アクセプトはなかなか大変です。
博士論文受理の要件として果たされる大学院や
すでに研究職にある方は研究業績のノルマとして、
またある方は資格取得の要件として、
また大学院生の方は研究業績をつむために。。。と投稿論文を頑張られる理由は様々です。
そんな中にあって、この二カ月ほどの間に
一人目の受講生の 方は投稿論文へのアクセプトのご報告、
二人目の受講生の 方はマイナーリビジョンのご報告をいただきました。
おひとりの方は研究職に就きつつ、博士論文を書かれている方で、初めての質的研究に臨まれました。
その方の研究分野ではあまり質的研究は見ないものの、
的確な調査対象者を収集されて、
インタビューに入る前に、厳密に
リサーチクエスチョン、インタビューガイドを何度も練り直し、
先行研究の結果とも関連付けて、そのうえでのインタビュースタートでした。
当然、収集されたデータは目的に沿ったもので、それを質的研究の分析方法に落とし込んで、分析を繰り返し、
理論的飽和に至って、
モデルまで提示した論文となりました。
およそ感触としては、
2回のマイナーリビジョンを経てアクセプトといった感じです。
もう一人は、海外雑誌に投稿されて、一回目はあるジャーナルでリジェクト。
「内容が私たちのジャーナルに適合しない」というのがリジェクトの主な理由でしt。
二回目は投稿先を吟味して複数のジャーナルから一つに絞り込んで、リジェクトになった論文の
ストーリーをそのジャーナルに合うように加筆修正して投稿。
1回目はメジャーリビジョン(=多くの修正加筆を求める)で返ってきました。
分析方法のより詳細で正確な説明、
必要とされるエビデンスの追加、
参考文献のさらなる検討と追加、
反対に不必要な部分の削除などなど。。。
余りに多くて、かなりきわどい、リジェクトすれすれのリビジョンかと思われたものの、
返されたコメントに一つ一つ渾身の書き直しをされて、
加えて、アブストももう一度よく見直して再投稿。
実は投稿論文ではアブストも大切で、書き方次第で合格、不合格を左右することもあります。
で、ドキドキしながら結果を待っていると、
およそ一カ月ほどで、ほぼマイナーリビジョンで返ってきました。
しかしながら「ほぼ」という感じだったのでまだまだ気が抜けません。
念には念を入れてコメントに丁寧に答えて、またこちらの考え方も添えて、英語は添削を重ねて再々提出。
で、結果、10日ぐらいでアクセプトに近いマイナーリビジョンで返ってきて
とりえずホッとしている今です。
「アクセプトに近い」というのは、ジャーナルの方で、細かな点を修正してその内容を確認して、良ければその部分を訂正して再提出と。
まず大丈夫と思います。
そして、お二人とももう次の投稿に向かって踏み出されています。
若い研究者の間は(変な表現やなぁ)、精力的にどんどん研究を積み上げていかれるのがよいですね。
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