今年は、夏先から秋まで、修士論文の夏提出秋卒業の方々のサポートと、海外大学院の修士論文提出の方々のサポートのご依頼が多くいただき、Blog記事アップをお休みしていました。
時々チェックしてくださってる方々から、楽しみにしていますとのご連絡をいただいて、嬉しい限りです。
なかなかアップできずすみませんでした。
書き溜めた記事を少しずつアップしていこうと思います。
10月に入り、12月ー1月提出の方々からのお問い合わせが増えてまいりました。
そこで今日は
「残り2か月で修論・卒論をまとめるときに考えるべき」一番大切ななポイントを
記事に上げようと思います。
この時期に行き詰っているほとんどの方が言われるのは、
テーマは決まっていて、ある程度アイデアや先行研究の収集はできているのだけど、
どういう風にまとめていけばいいのかわからない、ということ。
その結果、筆が止まっているという状態。
おそらくそれは、
論文全体のストーリーができていないのだと思います。
部分から書いていこうとするので筆が進まない、
あるいは、書きやすいところばかり書いてしまって後が続かない、
あるいは、先行研究からの引用ばかりになってしまった、などなど。
こういった落とし穴に陥ってしまう原因は
全体を見通した筋書きができていないということ。
おそらく、目次による構成もあいまいなのではないでしょうか。
初見で論文を読むとき、私たちはまず目次を読みます。
目次は究極シンプルなアブストでもあり、
それを追えば、全体の流れ、ストーリーが把握できます。
目次を読んで???マークが出てくる論文は、論理性が破綻している場合が多い。
まずは一度、落ち着いて全体の流れを文字化、あるいはフローチャートのような図式化をすることをお勧めします。
論文は全体としてまとまってこそ論文。
今の段階で行き詰っているならば、もう一度目次に戻って、全体の流れから見直してみる。
急がば回れですね。
今、論文執筆に頑張っておられる方々、参考にされてくださいね。