先日のブログで
研究計画の立て方(修論・卒論)その1_論文の構成とその内容について
記事を書きました。
今日は第2弾で、スケジュールについて思うところを整理してみます。
大学院によって、あるいははゼミでのご指導スタイルによってスケジュールは様々。
例えば1回生のほとんどは実習に時間が割かれて2回生から修論に取り組む大学、
あるいは指導教官自体=所属ゼミ自体が1回生の9月ー10月ごろに決定して、それから年末を迎えて、結局のところ2回生の春あたりから本格的にスタートするところなど。
また、研究の内容によってもスケジュールは変わってきます。
例えば、研究1、研究2といった複数の研究で組み立てられた論文を書くのか、研究1のみで書くのかなど
だから一概に、テンプレートを示すことは難しい。
例えば、調査なり実験を行うところから逆算していくと、
データ収集に3週間から4週間、
データ分析に2週間ぐらいは最低でも必要かと思います。
それから結果を書いて、考察するのに、4週間(1カ月)から8週間(2カ月)。
レファレンスのチェックなど細かな確認作業に2週間。
もう一度全体を見通して推敲する作業に2週間から4週間。
指導教官からの最終指導を仰ぐ期間とその指導に従って加筆修正する時間も計算に入れとかないといけません。
これは教官によって異なるので一概にどれぐらいの日数が必要かはなんとも言えません。
ざっと見積もって、
調査・実験が終わってから4カ月から6カ月の期間が最低でも必要。
それまでに研究計画ができていないといけないという計算になる。
ここにお盆やお正月などの休日もトータルなんやかんやで1カ月はあるだろうし。
休日返上で頑張る気持ちがあっても図書館が休みだったり、ゼミが休みだったり、
自分ではコントロールできないスケジュールの期間も生じる可能性があることにも注意が必要です。。
提出が1月といっても実質12月初旬には論文が完成していることが望まちいと考えると、逆算すると最低でも
5月に調査・実験が終わっていることが望ましい。
年明け1月から4月までは、お正月やら春休みやら年度初めやらでバタバタすることが多く、なかなか思うようには作業が進まない時期ですが、
ここでどれだけ頑張れるかで、その後の論文執筆の作業に勢いが違うと思って頑張ってください。