2021年度のサポートを今一度振り返って、改めて、修論・卒論を書く上で、要の一歩は、最初の一歩。
研究計画を作ることに尽きると思いました、
研究計画について、 まず論文の構成から見た内容と、論文執筆のスケジュールのたて方の内容についての2回に分けて整理します。
研究計画 論文の構成として、
問題と背景、目的、方法まで立てるのがまず最初の研究計画。
まず、
目的やそれに付随する仮説は、問題と背景から導かれなければいけない。
導くとはすなわち先行研究を読み込んで、
その
目的や仮説が導かれるエビデンスを抽出するという事。
それなくして突然、目的や仮説が立てられるわけではなく、先行研究を読み込んでエビデンスとなる結果を説明して、その延長上に目的、および仮説があります。
当たり前のようだけども、受講生の方が初めて持ってこられる研究計画には
この一連のストーリーができていない場合が非常に多い。
これが
できていないのは致命的。
すなわち、
不合格になる一つのポイントです。
論理的な文章でないという事は、すなわち論文としての体裁をなしていないということです。
まず最初の段階が大切。
毎年、10月半ば過ぎにすでに実験なり調査を終えられた時点で、
「考察をどうまとめればよいかわからない」とか、
「何を書いているのかわからなくなった」とかと言われて持ってこられる研究に
このストーリーができない論文が散見されます。
この場合、
何とか後付けでストーリーを作っていくことになりますが非常に苦しい。
これまで何度となく記事に繰り返して書いていることですが、
急がば回れ!
これから研究計画を書く方はこの段階で熟考を重ねて、用意万端整えたうえで書き進められてください。
宣伝になって恐縮ですが、3月末まで
mooncircle | 研究計画プロジェクトコース:研究計画立案サポート:応援特別企画 (moon-circle.com)
を行っています。
どこから手を付ければいいのか皆目見当のつかない方、アイデアはあるけれども研究に昇華させるにはどうすればよいかで迷っておられる方等、
最初の一歩を踏み出す起爆剤にどうぞご活用ください。
研究計画の立て方(修論・卒論)その1_論文の構成とその内容
