修論でも卒論でも、たまに(というか、ひょっとしたら結構な回数かもしれません・・・)、
指導教官の方から
「このテーマでやりなさい。」
という指示が出ることがあります。
その教官の方のご研究の一端である場合もありますし、他の指導学生の指導と重ね合わせて効率を上げるためのこともありますし、およその興味関心を聞いて、それに合わせてご経験からこのテーマが意図指示されることもあります。
ラッキーと思う方は良いのですが、
興味のないテーマを指示された方々はかなり四苦八苦される印象です。
まず、なぜそのテーマをするのかの動機や先行研究の概要を「問題と背景」のところでまとめなければなりませんが、正直なところ突然渡されたテーマいついては後付けで考えていかないといけません。
ただ、あまりネガティブにとらえるのは考えもの。
その分野で造詣の深い先生が出されたテーマですから、
意義深いはずとポジティブに自己暗示をかけましょう。
否、意義深くなくとも、そこは頑張って面白いネタに結び付けていかねばなりません。
とりあえず、こんな場合は、指導教官に食いついて、
「このテーマで読んでおくべき本はありますか。」
「このテーマで読んでおくべき論文はありますか。」と
指示を仰ぎましょう。
言われたからと、そのまま持って帰っていては、難儀することは目に見えています。
このようなケースでは
指導教官に質問をどんどん積極的にして、論文や書籍も含めて、できる限りヒントを引き出すことが
得策ではないかと思います。