先日Conclusion(結論)がないといううっかりミスについてResult(結果)とDiscussion(考察)を一緒に書く場合に、うっかりしやすいという事を書きました。
今日は別のパターンについて書こうと思います。
Conclusion(結論)なのにSummary(要約)を書いてしまう失敗。
文字数にあまり制限がない修論や、文字数を増やすことを意識した修論などで、そこまでの内容をConclusion(結論)でいったん、まとめるという書き方をする場合があります。
この時に、すでに例えばConclusion(結論)と言えどもSummary(要約)と今後の展望などでゆるくまとめて終わった場合、修論だと、これで通る場合も多いです。
しかし投稿論文になると、当然ながらSummary(要約)をもってConclusion(結論)にすることはできません。そもそもそれはAbstractionの繰り返し。
Conclusion(結論)は
最初に設定したResearch Questionに対する答えや、
仮説の検証結果に対する考察
など、論文の要を書くところです。
Conclusion(結論)がSummary(要約)で終わってしまう、基本的なうっかりミスをしてしまわないように気を付けてくださいね。