いつも主婦業を終えた女性陣のパワーから、私もパワーをいただいているのですが、そんな事例を今日は紹介します。
40代後半の女性の方が、自分の本業に少し役に立つかなぁと軽い気持ちでいかれた大学院。
ムーンサークルへは、定期的にオンライン個人指導を受講して修士論文までペースを維持していきたいというご希望で、毎週1回のペースで、オンライン個人指導をご受講いただきました。
大学を卒業されて、すでに20年以上、ご研究に関しては0からスタートといった状況です。
毎週1回、一緒に論文の構成や方向性のディスカッションからはじめて、参考文献を検索し精読していくというスタイルでご指導してきたのですが、どんどん、ご研究にはまられていくのが伝わってきました。
ある時、私が、
「もしも時間が許されるのなら博士課程に進学されるのもいいかもですね。」、お話しすると、
当初は「私なんて、とてもとても」とびっくりされていましたが、だんだんとその気になられてきて、1年を過ぎるあたりから博士課程進学を真剣に考えられるようになりました。
目的は研究者になるとか、ポジションを得るとかではなく、ひたすら研究が面白い、研究がしたいという動機。
修士論文の中間発表を終え、ますますご研究に没頭され、進学の希望を指導教官にも伝えられたらしく。
指導教官も最初は驚かれたようですが、論文もよく出来上がってきていて、次の研究テーマも見据えられていたので、すぐにWelcomeと。
本業があってのことかもしれませんが、研究が好きという理由での博士課程進学、好きこそものの上手なれ、ひょっとしたらこれが博士課程進学の本来の姿なのかもしれないと思った次第です。