今までいろいろな大学院の方のサポートをさせていただいて、
大学院によって
修士論文の合格基準や
求められる研究のスタイルが
様々だなという印象を持っています。
中でも暗黙に質的研究か、量的研究かが求められる場合によく遭遇しました。
別にそういった体制が悪いとか、どちらの研究がいいとかいうつもりはなく、大学院によって好まれる研究カラーがあるということを知っておくのは、学生として研究をするうえで、あるいはこれから大学院の受験を目指されるうえで、重要なことと思います。
今日は特に量的研究の統計による分析でどの程度までの分析が求められるかについて、記事に書いておきたいと思います。
およそですが、
大小比較、
関連をみる相関、
因果関係を見る共分散
といった順に高度になりますが、これまでの経験から、統計による分析をするならば、
圧倒的に
共分散やパス図による分析がほぼ必須です。
相関止まりではだめ!と明確に言われる教官多数です。
これにほぼ
因子分析や
クラスター分析を
組み合わせることとなります。
これに関しては、必須という風には言われないですが、結果として。まずは分析する必要があるという感じです。
もし、量的研究をしようかどうしようかと迷われているなら、上述したような状況もあることも念頭において考えられてくださいね。