MGTAの分析を検証していてふと思ったことを書き留めておきます。
一般的に概説書では、
「概念」から「カテゴリー」の生成、
場合によっては「サブカテゴリ―」の生成もありと説明されています。
ところが、さらにもう一つカテゴリーを増やした方が、
いわゆる「大カテゴリー」、「中カテゴリー」、「小カテゴリー」という形の方が論理的に説明がつく場合があります。
これはありか、無しか、色々な考え方があるかと思いますが、私的には、このカテゴリ分類が最もしっくりするならばこれを採用したほうが良いと思います。
実際、投稿論文でもそのようにしているケースも見受けられます。
これまでのケースではすべて、このカテゴリー分類をしても、特に問題は指摘されず、良い評価を得て、合格されました。
結局は論理的に説明が可能かどうか、
方法として確実に客観性を上げる手順を踏んでいるか
が重要であって、
先に正しい型ありきで発想するのは本末転倒のように思います。
もちろん、「大大ゴリー」、「大中カテゴリー」、「大小カテゴリー」とかいくらでも増やしていいのではなく、それこそ、また、何のためにMGTAをしているのか、別の意味で本末転倒ですね。
あるいは、リサーチクエスチョンからもう一度検討しなおして、そこから分けてみるとか、下位構造を考えてみるということも考えて有りかと思います。
過去にはそのようにリサーチクエスチョンから見直してうまくいったケースもあります。
なんでもそうですが
型から入ってしまうと本質を見失うことがあります。
気をつけられてください。
今日の記事がどなたかのヒントになれば幸いです。