Moon Circleでご依頼を承る60代で大学院進学をされた方々に、
なぜ大学院へ?
と伺うと、
何らかの人生の節目を過ぎて今一度学びの園へ戻ろうと思った
と答えられる方がほとんどです。
節目というのは、
定年退職を迎えて第二の人生へと言われる方、
子供が全員巣立って(=結婚して)、改めて自分を見直した時に選択肢として大学院が浮かんだといわれる方、
親の介護が終わって自分の時間ができたからと言われる方
パートナーが旅立たれて、やっと心の整理がついたので自分なりに頑張る道として大学院を選んだといわれる方など
様々。
また、ムーンサークルへのご依頼の理由は、大方の場合、一言でいうと
勉強につまづきを覚えたということですが、
そのつまづきは
ワードやエクセルのファイルの使い方がわからない
指導教官が指導しにくさを感じられているのがありありとわかって
指導が期待できない
勉学から(あるいは、論文を書くことから)長く離れていたので
勘を忘れている
調査や実験の取り組み方(方法)が分からない
経験からの主観的な視点でばかり考えてしまい研究計画が立てられない
論文もだが、大学院の講義についていけない
入学したものの修了できる目途が立たない
等等、様々です。
ただ、大学院へ進学しようと決められた時点で、
実力や潜在能力の高い方であると思われ、
ちょっとつまづかれている石を取り除くと、すっと前に進まれて、中には、スポンジのようにどんどん学びを吸収されて、ステップをどんどん上がられていく方も稀ではありません。
また、臨床心理士などの資格取得を目指される方、
研究結果を自身がこれまで
仕事をされてきた分野へ還元して社会の発展の礎を作ろうと思われている方
などの目的・目標を明確に持たれている方も多く、
中には、はかえ最初から
博士課程進学を目標とされている方
研究を進めるうち、面白くなってきては博士課程進学を考えられる方などもおられます。
60代ですから終了後、
間もなく70代が見えてくるわけですが、
今までサポートしてきた60代の方々の半数以上が70代に入られており、
近況を報告してくださる方々も多く、
みなさん、それぞれの形で、現役で頑張られています。
社会人の大学院入学に関する情報は多いですが、50代、60代の方々がどのように頑張っておられるかについての情報は少なく、私たちの限られた経験の範囲ではありますが、50代、60代の方々の実際を少しでもお伝えできればと思って、二階に渡りブログを書きました。
どなたかのお目に留まって、何かのヒントにしていただければ幸いです。