ムーンサークルでは毎年、50代、60代の方の一定数のお申込みがあり、また、70代の方もこれまでお二方、サポート依頼をいただきました。
今日はまず、50代の方が大学院に行かれるケースについて、思うところ書いてみたいと思います。
おそらく世間で思われているよりも多くの方が50代から大学編入、大学院進学されているのではないかと思います・・・私たちのところでご依頼を受ける方の5人に1人は50代の方です。
およそ次の2タイプに分類されます。
(1)修士課程を修了されて、博士課程への進学を考えておられる方。
50代の場合は、修士を修了されてブランクがある場合がほとんどなので、色々と研究のコツを思い出さないといけない場合も多く、中にはご本人曰く「なんちゃって修士」で修了してしまったので1からです、という方もおられます。
大方の場合、研究を始められてしばらくすれば、研究の手順を思い出されて、えいやっ!エイヤッ!と進められます。
(2)子育てや仕事に一区切りついた時点で、リカレント教育で学びの場へ戻ってこられる方。
温めていた夢や計画に向けて大学編入・大学院進学をされる方です。
ずっと「社会」で日常生活を送られてきたので、
「大学」という一種独特な環境にまず戸惑われる方が多いです。
何というか、まだ象牙の塔的な旧態然としたところが大学には多く、一例をあげると、
授業料を払ってもそれに見合う還元がなされないということもちらほら見聞きしたり、
一般常識から外れた権威主義的な空気が流れていたりと・・・、
ちょっと今まで社会人として過ごしていた世界とは違う学生としての環境に戸惑われるようです。
あとは、やはり、若い学生さんたちとの交流がちょっと苦手という方もおられます。
勉学に関してはブランクがあるので、最初はしんどいですが、
今の50代はまだまだ頭も現役で、
社会人経験があるため勉学に対しても真摯に取り組まれる方がほとんどで、
お話しした内容をスポンジで吸収するかの如く、
どんどん理解して取り込まれて、
ほぼすべての方が最終的には能動的に研究を楽しまれて修了されます。
入学してみたら、一見右往左往する事態になるようですが、
とっかかりがうまくつかめれば、楽しくなり、結果的には想像していたよりスッと修了される印象です。
もちろん修了にはそれ相応の苦労がありますが、
理解しながら進めていくと、その苦労も自分が向上する一歩となって楽しく感じられるのではないでしょうか。
ホームページのAbout Usにも書いたのですが、
一人一人のパワーが向上することで日本の国力が上がると思って、
私たちは日々サポートを行っています。
今日のブログをどなたかが読まれて、「一丁頑張ってみようか」というお気持ちになられる後押しできれば幸いです。