量と書きましたが、もちろん質の方が重要なのですが、
量がペラペラとしたものは、質以前に、分析できる対象がペラペラになってしまいますので要注意です。
量が多ければよいというものではないにしても、
ほぼ確実に言えるのは
量が少ないのは、質問で掘り下げが甘いということ。
量を見れば、どの程度聞きこんだか、だいたいわかります。
失敗の原因のほとんどが、最初からこうなる答えという
先入観をもって聞いているところにあります。
わかりきったことを、聞いて確かめるだけでは研究としては成り立ちません。
インタビューの前にたてたリサーチクエスチョンを、
色々な側面から質問に落とし込んでいくイメージで臨んでください。
私は受講生の方がインタビューに入る前に、ロールプレイングの練習をして、事細かに確認していきます。
一度練習をしておくのに友人や同僚などにお願いしてみるのもいいと思います。
インタビューはもう一回といったやり直しはきかないので、万全の準備をして臨まれてくださいね。