5.6月ごろになると、論文タイトルを事務の方に公式に提出させる大学や大学院が多いです。
論文タイトルというより、
研究テーマといった方が実際に近いですね。
論文内容を究極的端的に表したアブストと言っても過言ではなく、
簡潔に無駄なく
がポイントです。
タイトルをみるとおよその内容の見当がつくもので、というか
見当がつくようにタイトルを考えなければなりません。
簡潔に無駄なく、ということは文字数もある程度キュッと固まっていることが重要で、
10-20文字程度が好ましいです。
原則、体言止め、もしくは名詞で終わります。
論文タイトルに加えて、
副題=サブタイトルをつけることもあります。
サブタイトルは必ずしも必要ではなく、また、指導教官によっては、つけてはいけないと指導される方もおられます。
つける場合は、論文タイトル(メインタイトル)に対して
補足的な意味合いでつけるタイトルと考えておかれるとわかりやすいです。
具体的な方法や研究対象に言及するなどが考えられます。
論文タイトルは、全体の内容を究極に究極にまとめたものということは、タイトルを決めるのは実際、内容がある程度書けてからのぞましく、内容の骨子や方向がまとまってからのほうが、適切なタイトルを選びやすい。
ですからこの時期に提出する論文タイトルは(仮)として扱われることがほとんどです。
およそ11月か、遅くとも12月には確定した論文タイトルの提出が求められて、その後の変更は許可されない場合が多いです。
それでは後で真剣に考えればよいのかというと、そうではなく、
論文タイトルを早期の段階で決めることで、
(仮)であるとしてもそれをたたき台に、
あるいは足場に、
あるいは仮の核として、書き始めることができ、
それによって研究内容や方向性をを具体的に考えることが可能となります。
進める過程でまた、必要あれば、改善していけばよいのです。
研究計画を考える段階で、論文テーマを決めることも方策の一つとして考えてみてください。