大学院入試に向けての研究計画書に現実的にフィールドが確保できるか=調査対象者が確保できるかまでは考えなくても良い、ととらえている人や、大学院入試の研究計画書のどこかの添削でそのように指導されたということでそのような研究計画書を持ってこられる方が時々いるのですが、この点については注意が必要です。
依然にも書きましたが 、研究計画では
まず研究できるか否かの資質が
見られるという点があります。
まったく
研究倫理として無理な調査対象者の設定は
当然バツです。
例えば、なんらかの事故で家族を失ったかたお対象にトラウマの研究をするとか。。。。データをどこで確保するか以前に倫理的に無理です。
それから実際はその確保がかなり難しく
実現に現実味がない設定もバツ。
よく拝見するのは後者の場合です。
何かについて、「色々な会社」に調査するとか・・・もちろん、社会人大学院生の中には華々しい人脈を駆使して、かなりのトップの方々にインタビューを撮ってこられる方もおられたりはするのですが、普通は難しい。
ただ、この辺りは、では、書いてはいけないのはどこまでかの線引きは難しい。
ギリギリ書いても良いとしても、
ではどのようにして
対象者を収集するのか具体的に言及しておくか、
あるいは
口頭試問で答えれるように用意しておくのが
望ましいと思います。
ようは、
言いたいだけ言っていいっぱなしではダメということ。
難しいなら難しいなりに、それについてどのような具体的方法を
考えておくことが重要です。
難しいこともわかっていること、
だけどもそれについて
具体的な方法を言えること=研究者としての資質
ということですね。
大学院入試に向けて研究計画を考えてておられる方はこのようなことも留意してくださいね。