かなりレベルの高い大学院への提出書類にエッセイがあるということで、サポートの依頼をいただき、個人指導をさせていただきました。
自由エッセイではありますが、ここで何書いてもいいんだと思って、作文を書いてはいけません。
社会人から大学院入試を目指される場合、
エッセイの題材は仕事の経歴を生かす
のがベターです。
それにプラス、条件として明示されてなくとも、
社会人としての仕事から持った問題意識を研究レベルに昇華させるために、
いわゆる、論文の
「問題と背景」の発想
を持たれるのが良いと思います。
できれば
先行研究も
押さえたい。
さらにはなんらかの
理論枠組みを用いて説明が
展開できればなお良しです。
この方の場合、その分野の最前線で仕事されていたので、問題点を抽出するひきだしがいくつかあり、そこから、
ある理論の枠組みにあう論点を抽出して、
今後の予測を提言するとともに、
社会的貢献に高い意識を
持っていることをそれとなくアピールして、まとめあげました。
世界的トップクラスの大学院だったので、英語で、最終的にはまとめなければならず、正直日本語の様なニュアンスで書いたストーリーでは通用しないと考えたので、まず、英語でストーリーを考えながら、構成の枠組みを考えつつ、個々の内容のクラスターについてディスカッションしていくと言う進め方に留意した結果、かなり明確なストーリーが提示できたなと思います。
このケースで、ちょっと気がついたことですが、
英語ができる人は英語で発想すると、
シンプルでわかりやすいストーリーができる様に思います。