以前にも書いたかもしれないのですが・・・もう一度。
研究計画の段階でよく出てくるアイデアが効果研究。
最初に0の段階を確かめておいて、トレーニングや授業法など何らかの実験条件を行って、1か月~数カ月後にその効果、あるいは影響を測定するというデザイン。
わかりやすくてアイデアとしても浮かびやすいため、安易に取り掛かる方が多いです。
はっきり言って、効果研究で結果として効果を得るのは並大抵ではありません。
1-2か月で効果を得るためには緻密に積み上げられた下準備のもとに練り上げなければまず無理です。
また、統制群を立てるのか,否かなど統制条件の考えておかねばなりません。
安易に始めてしまうと、効果は出ないわ、そもそも実験条件と結果を評価する内容がかみ合ってないわ等、最後の最後になってバタバタしてしまうのが落ちです
効果研究をこれから計画しようと考えられている方は、ただの思いついたアイデアから始めるのでなく、本当に効果が出るという仮説が立てれるのかどうか、その論拠を先行研究から挙げることが可能かどうか、よくよく考えてからGOされてくださいね。