社会人大学院生の方から受ける相談に、社会人としての常識的礼儀を尽くして指導教官に接しているのに、メールを出してもなしのつぶてだわ、その時の機嫌であたりが柔らかかったり理不尽にきつかったりするわ、先週言ったことと今週言っていることが違うわ、間違ったことを教えたのに涼しい顔してなかったことにするわ、自主的に研究しなさいという名目のもとほったらかしだわと、なんというか、研究以前に、指導教官との関係で心折れそうだという話がよくあります。
対処療法のように、その場合場合に応じて、こういう対策で行こうかなど、一緒に考えていくわけですが、とりあえず、これから大学院を目指されている方は、大学というところは、そういう面もあるのだということを認識しておかれることが重要かと思います。
研究という狭い世界の中だけで生きてこられた方の中には、ヒエラルキーの中で生き残る処世術として、上には気配りを尽くして接し、下には権威を振り回される人もいるでしょう。
プライドが高くなってしまって、自分の本当の実力を見ないふりしている方もおられるでしょう。
特に社会人の人は社会人としての常識が通じないことに驚きを方が多いので、
そんなこんなの非常識な人もいる世界が大学院なんだと最初から構えておけば、少し気が楽になります。
あれ?ちょっと辛口でしたね、今日は。
この辺で置いておいて、ではまた。