ゼミ内で自分の研究をプレゼンして、いろいろな意見を伺い、またディスカッションをさえていだくことは、研究を洗練化させるうえで重要なステップです。
ところが、ここに時々、問題を生じている方がおられ、修士論文の個人指導をしていて、先輩や同室の学生の方からのコメントに振り回されてるなーと感じることがあります。
自分の研究や現在の進捗の方向性に自信がないとそういうことになりかねない。
前にも少し書きましたが、ほかの学生がこういった、先輩にこういわれた、指導教官にこういわれた、等々、あまりに気にしすぎていて、まさに船頭多くして船山に上る状態。
すべてのコメントが、発表者の研究を十分に理解したうえでのコメントとは限らず、むしろ、初見の数分の発表で概要を知るのは至難の業です。
部分から全体を推測してコメントされていることも多いでしょう。
また中には、先輩風をふかしたり、けなすことがコメントだと思っている方もいるようです。
コメントやアドバイスをいただいたら、すべてを反映しないといけないわけではなく、まずは、相手の方の理解に間違いがないかどうか見極めましょう。
また、理解があっていても、こちらの研究の全体像を把握された発言か、木をみて山を見ずの発言なのかも見極めることも大切です。
なんでもはい、はいと受けるのでなく、いただいたアドバイスに異見があるときは、そのポイントを共有の論点として明確にして、ディスカッションしていきましょう。
理路整然と論破することが難しければ、一度持ち帰って検討してみます、と保留の態度を示すことも一案です。
聞く耳もたずの横柄な態度は論外ですが、いただいた意見は重要度のレベル分けをして、あるいは取捨選択していく態度も大切、ということを覚えておいていただければ、無駄に右往左往する時間も減るのではないかと思います。
要は他人の意見に振り回されないことが大切!
と、書きながら、私何様な、偉そうな口調にちょっと自分んで笑ってしまいました・・(((´∀`)))
今日の記事がどなたかのお役に立てば幸いです。
********************************************
ムーン・サークル(Moon Circle)では、主に卒業論文、修士論文。博士論文、投稿論文、学術書や一般書の執筆サポートを行っています。
分野は、当初は心理学・教育学が中心でしたが、様々な分野の講師の方々の力添えを得て、今では、文学、医学、経営学、税務、法律など多岐にわたったサポートをしています。
また、その他、臨床心理士、公認心理士の受験サポートと取得後の事例の検討
、大学院入試の研究計画書サポートなども行っています。
受講いただく方は社会人が多いです。こちらのブログ記事をご参照ください。
お問い合わせはこちらまで