8月に入って公認心理士の直前集中セッションをおこないました。
既に臨床心理士を取得されている方と学生の方、社会人の方とお盆休みや夏休みを利用して6人の方に来ていただきました。
お写真は先日、東京からご受講に来られた方との1日目が終盤に差し掛かったころ。
ホワイトボードに何枚も書くので、とうとう最後に残った赤色のペンもかすれてきています。
この方は大学院、臨床心理士試験とサポートさせていただき、
4年前に臨床心理士を取得されて、今年からの公認心理士にチャレンジです。
公認心理士……受験資格認定について若干、情報が錯そうしているようですね。。
今まで、バリバリとカウンセリングを行い、またその道でご指導されている方などが、
ご所属されているところの名称のせいでしょうか、
認定資格がないと判断されたり、やはり撤回されるような動きがあったり、
一方で、特に専門的な勉学を高等教育で積んでなくとも、
一定の経験年数が認められれば、認定資格ありと認められたり…..
実際の資格認定の結果が来るのは受験の二週間前ぐらいらしく、
結構ギリギリなのは、最初の年なので、混乱があるのかもしれませんね。
私が在籍した大学院は認知行動科学の中での神経心理学なので、
基礎基本は学んでも資格をとる目的はなく、
私自身は資格をもっていません。
しかし、こうして毎年、Moon Circleでご指導させていただきながら、
私自身も知識の更新をさせていただいています。
先日の集中セッションでは、
公認心理士の個人指導でキーワード一問一答芋づる式
と銘打って、
一冊のテキストに基づきながら、キーワードを書き出して、
それに基づくキーワードを即答で連想していくというスピード勝負の暗記確認を
みっちり3時間×2を2日間に渡り行いました。
ホワイトボードは文字で埋まり、途中でインクがなくなって、
ブレイクのお散歩ついでに大量買い出しもしてきました(笑)。
もちろん、途中で、お茶と食事を挟みます。
これは休憩の意味だけでなく、途中で、ブレイクを挟んだ方が記憶に定着しやすいからです。
今回は斜め向かいのホテルオークラで京都東山の景色を眺めながら甘みを入れつつ、目もやすめつつ……。
公認心理士の試験に何が出るかについては議論紛糾しているようですが、
第1回目なので過去問があるわけではなく、
あまりひねくり回して考えずに
純粋に
臨床心理の理論とキーワードの基礎基本、
事例にあたっての見立ての基礎基本、
カウンセリングのあり方、
DSMの理解も含めたカウンセリングに関わる精神医学、
公認心理士に関連する法律・倫理・地域援助、
を着実に押さえておかれるのが、確実だと思います。
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備考:今年の公認心理士の個人指導のコースは
昨年度までにムーンサークルのコースを終了された受講生の方で
募集の前に満席となりました。
申し訳ありません。ご了承ください。