昨日、73歳の方が博士号を取得されたという記事を読みました。
「73歳会社経営者、一念発起で取得 鳥取大大学院」
本当に素晴らしいなぁと思います。
博士をとるためには、学会誌にまず投稿しなければならず、そのハードルも高い。
また、70歳を超えられてからもその高いモチベーションを維持されてきたご様子には、ただただ脱帽するばかりです。
実際、私共のこれまでのサポートの中でも70歳まではいかないまでも、50歳を超えられて博士を取得された方、70歳を目前に修士を取得された方、現在進行形で、50代で博士号取得を目指されている方、60歳代で修士取得をめざされている方などがおられ、おそらく、世間で考えられているよりも多くの50歳以上の方が大学院で勉学に励まれているものと推測しています。
中・高年の方がリカレントで再び勉学・研究に勤しむため大学院に入学されることは、社会の大きな原動力となることでしょう
しかし、その一方で若干、憂うこともあります。
大学院で勉強・研究にブランクがある方々の受け入れ態勢はどの程度ととのっているのだろうかと。
私共へサポートの問い合わせやご依頼に至った内容を伺っていると、大学院で研究についての指導が行われないとか、指導の方向がコロコロ変わって不安だとか、教官の機嫌をそこなうと突き放されるので顔色を見ながら話をしなくてはならず心労が大きいとか、色々・・・研究以前の段階でつまづかれている方が多くおられます。
もちろん、そういう事情であるからこそお問い合わせをされているので、この部分的な例をもってすべてを推し量ることはできません。しかし、いわゆる知名度の高い研究大学院の方々も多くおられ、全体として研究のサポートを十分に受けられていない方が少なからずおられるのではないかと推測しています。
一般的に大学や大学院へ社会人入学された方が.研究の継続が困難になる原因は、自分自身の内的な要因(モチベーションなど)と、他者との関係からの外的要因(人間関係など)と、取り巻く状況からの外的要因(個人の経済状況や仕事との関係、カリキュラムとの兼ね合いからくる忙しさなど)に分かれます。カリキュラムの便宜(夕方や夜間受講可能など)などの形式面は、かなり整ってきているような引用を受けていますが、研究にブランクのある方へのフォローアップや、指導の質を管理するシステムなどはまだまだ整っていないところが多いのではないでしょうか。
このあたりの現状が改善されれば、さらに多くの中・高年方が大学・大学院で勉学に励まれ、修了後も現役として社会に貢献されることでしょう。
高等教育の新たな課題でしょうね。
そうなれば私たちはお店をたたむ時ですが、それはそれでよく、その時までのつなぎの礎の一つとして機能できれば良いなーと思います。
なんだか二日に分けて、独り言を書いてしまいました。
まぁ、たまにはいいですね。ではまた。
