今頃、何を書いているのかといわれますが、忙しさにかまけて書けなかったので、今日、書いてみます。
昨年も、受講していただいた方々は全員合格していただいたのですが、いつもになく特徴的だったのが、面接試験の講座に精神科医の方が数名来られたこと。
いずれも、前年、前々年度に面接試験で落ちられたとのこと。
一次試験のペーパーテストの実力については、安定の合格圏でした。
で、いざ面接のサポートを始めてみると、いわゆる想定質問に対して、えーっ!!そう答えてしまいましたか。という答えが返ってきて、驚きました。
病院の経営の面からの答えや、フロイトへの批判とか・・・確かに間違っておらず、ある意味、こちらの方が、臨床心理士試験の面接という枠にとらわれていることに気が引けるぐらいでしたが、しかし、やはりここは合格のための講座なので、お約束の答えを用意していかねばなりません。
私たちは、臨床心理士試験の面接対策に一人一人の経歴と担当した事例、性格等も吟味して、オーダーメイドの想定質問とその回答のファイルを作っていきます。
今回、お医者様専用のファイルに、また一つ特徴的な典型が見いだされたので興味深く思いました。
なかなか発想や答え方の癖は取れないものですが、練習に練習を重ねて、見事合格していただきました。
振り返って、私などは精神科のお医者様としてだけでも十分と思うのに、臨床心理の観点から患者を診ることの重要性、カウンセリングマインドで診ることの重要性を感じて受験を目指されたというお話を聞き、ちょっと感動しました。
ますますご活躍されていくことを願ってやみません。