社会人大学院生は問題意識が高い
私たちの受講生の方の半分以上が 社会人大学院生の方です。これまでのサポートで、40代、50代、60代の方も多く、その中から60歳を過ぎて大学院進学、そして終了されて、臨床心理士産業カウンセラー、カウンセリングサロンの開業をされたAさん(女性)について書いてみたいと思います。。
本当に一歩一歩着実に、講師と二人三脚
最初Aさんからのお問い合わせは、「一念発起して臨床心理の大学院に進学したけれども、そもそもブランクが長いうえ、論文とか研究とかどこから手を付ければわからず、それにまた、PCの使い方もよくわからない。」といったものでした。2年での大学院修了も最初からあきらめておられたのですが、とにかく2年で終了を目指して頑張りましょうと、週2回の個人指導がはじまりました。最初ワードやエクセルの使い方から始まって、先行研究の講読、問題意識の洗練化、と一つずつ丁寧に進めていかれました。そのうちに文献検索をどんどん自分で行われるようになり、関心も絞られて、60代の方だからこそできる研究テーマを設定され、英語論文もどんどん読み進められて、着実に力をつけていかれました。結果、投稿論文を2本発表されて修士を二年で終えることができました。
臨床心理士試験も合格
在学中から臨床心理試験に向けての経歴づくりも視野に入れ、大学院修了後はすぐに病院で心理職のポジションにつかれて、私たちは引き続き、カウンセリング技術を含めたサポートを行い、また、臨床心理士試験と産業カウンセラー受験のサポートを継続して行いました。 その後、2つの試験に合格されて、現在は修論のテーマも活かしつつ、この年代ゆえに求められるカウンセリングを強みとしてカウンセラーとして活躍中です。研究の方も、ファーストクラスの研究者の方々と研究会で活発に議論し、現在はご自身のカウンセリングオフィス開設の準備をされています。 ご自身でのカウンセリングオフィスを持つことが夢と5年前にはおっしゃっていましたが、小さな一歩一歩の積み重ねで、夢はもうすぐ現実となります。
年齢を言い訳にしない・・・・・
60代という年齢を強みにかえつつ、着実に夢を実現されたのケースをご紹介しました。
おそらく世間が思っているよりも多くの40代、50代の大学院生の方々が日々研究にいそしんでおられます。
年齢を言い訳にすると自分で可能性の一つを閉じてしまうことと同じです。
今日のスーパーウーマンのAさんの記事がどなたかの参考になれば幸いです。