倫理要綱と自分が担当したケースとを関連付けての論述課題
*** ケースの担当は積極的に ***
今年2012年の1次試験の傾向についての第2弾、論述試験についてまとめます。
今年の論述試験はいつもと少し趣向が変わって、「臨床心理士の倫理要綱」資料が渡されての論述課題でした。
資料は多分これ(クリック)かなと思います。
自分が受け持ったカウンセリングの事例と関連付けて留意した倫理要綱の部分と関連付けて論述せよ、といったような問題だったようです。
受講生から伺った情報をまとめるとこんな感じです。
・どのような問題点があったか、どのように注意してやって行ったか。
・自分の事例について倫理綱領にどのようにのっとってやったか。
・倫理要綱で留意した点に基づき具体的な例をあげなさい ・問題点があった時にどの様にクリアしていったか。
・そこから何を学んだか。
・それをどのように面接の場でいかしたか。
この論述の課題や、日をあらためて行われる面接の質疑応答の場合、カウンセリングケースを担当した経験がないとかなり苦しい。
実習や大学院付属の相談所などでケースを担当させてもらえる機会が臨床心理系の大学院ではあります。
カウンセリングのための予備準備や事例検討会での発表など、ケースをもつと色々な負担がありますが、ここは勉強が本業と心得て、積極的にもったほうが、テストのときに論述したり質疑応答に答えたりする材料が増えて有利かと思います。
これから臨床心理士試験を受けられる方は、上記参考に論述練習されてくださいね。