工学系の研究に出される競争的資金
先日、旧帝国大学の某工学系の大学院で教授をしている友人と、競争的資金の話題になりました。
工学系は、実験の測定機器など最新が研究のスピードと正確性に求められるので、 このような機器の購入だけでも、数百万、場合によっては、数千万の資金が必要なのだそうです。
このため 競争的資金も億単位になり、競争率も高く、、通常は、他大学や研究所との共同 プロジェクトとして応募するそうです。
獲得できれば、国内学会発表は当然のこと、海外への学会発表などの 海外出張も捻出でき、 そのプロジェクトの教官についている学生にも、例えば、給料?のような形で資金を供給できるようです。
一見美味しそうな話ではありますが,その権利を獲得するために競争の質は大変高いです。
工学系の研究で求められる結果・ビジネスに結びつく結果が求められる
競争的資金を獲得したら、それに見合う 結果をださねばなりません。
私的に思うところは, 文系では、あーだ、こうだといろいろな方向から検討して 結果を絞り出してOKという感じですが、
工学系では結果のベストな方向として, 商品化を視野に入れて 企業に採用されることを目指すように感じます。。
そしてまたその経歴が 次の競争的資金の獲得に有利に働きます。
学問の分野ですが, 前線で戦っている企業戦士の感で、富国に直接的に関わる学問のようですね。
たまに、全く異なる分野の方と研究の話をしてみると,斬新な刺激を受けておもしろいです。