臨床心理士試験の面接の概要
今日は、臨床心理士試験の面接の概要と、「圧迫面接」についてまとめておきたいと思います。
面接は2人の面接官によって行われます。
最終的な評価は、1次試験の結果と面接の評価、それから3番目の試験官がはいって行われるようです。
面接官は、大学の先生や現役のベテランカウンセラーなど、この領域で研鑽を積んでいると思われる方々です。
受験生が修了した大学院に関係のある面接官に当たらないような配慮がなされます。 そのためか、同じ大学院の方々が同じ日、同じ場所で面接となる場合が多いようです。
時間は短くて10分程度、長くて30分程度で、大体15分前後が多いようです。
圧迫面接ってあり?
通常は、おだやかに、普通に進みますが、たまに非常に厳しい面接・・・いわゆるムッとするようなする、あるいはしょボンとしてしまうよような、いわゆる「圧迫面接」が行われることがあります。
個人的には意図した「圧迫面接」ではなく、「結果的に」圧迫面接になったのではないかと思います。
その要因は、受験生の態度に問題があったのか、はたまた面接官に問題があったのか・・(どんな世界でもいろいろな人がいるものです)。
前者は自業自得として、問題は後者。
しつこく食いつかれたり、なんでそこまで言われなきゃいけないんだ的なことを言われたりした時、むきになって言い返したり、よく理解していない理論を振り回して武装したりしてはいけません。
とにかく受験生として穏やかに笑みをたたえ(?)、どんな場合も自分の情動をコントロールできる臨床心理士としての資質が試されているという本来の主旨を意識して、冷静に受け答えを行いましょう。
知らない理論や知識聞かれたら、勉強不足を素直に認め、すぐに確認し理解できるように行動を起こす謙虚さをアピールする。
「無知の知」はとても大切なことです。
ただし、私どもの知りうる限り、圧迫面接は5%未満で、受講生の方が圧迫面接に当たったことはこれまでのありません。
ですから、あまりに心配して緊張しすぎるのは杞憂です。過剰な心配や緊張をせず、ゆったりと面接に臨まれるのが得策かと思います。
これから受験される方に、何かの参考になれば幸いです。