評価は書き方=見せ方次次第
以下、毎日新聞が7月5日(土)に配信した記事です。 「掲載されたネイチャーには13年3月に投稿。この論文から理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長が執筆に参加した。笹井氏はネイチャーなど有名誌に何度も論文が掲載された経験を持ち、論文を大幅に改良したとされる。」 「改良」とありますように、おない実験内容でよりよく書き直した結果、受理された経緯が見て取れます。 投稿論文がリジェクトされた際、方法や結果などが同じ内容でも、考察のポイント、テーマを研究に取り上げた問題意識、先行研究の見せ方などに手直しを入れて、他の雑誌に投稿するとリジェクトから一転、修正再提出になることが、よくあります。 友人の大学教授も、なんどかリジェクトにあった院生の論文を、内容を変えずに視点と論点の修正、アブストの書き換えで、最初の査読を通過することは通ることが多いと言ってました。 中には、アブストを書き直しのみと言ったこともあったようです。 やはり、アブスト命と言ったところでしょうか。 ある査読者に伺ったところ、「アブストに論理性がなければ、あるいは、新奇性がなければ、まず、アブスト段階ではねる」とおっしゃっていました。 数多くの投稿を査読されるので、効率良くと言った感もありますね。
共著者の知名度
知名度の高い研究者が共著者になると受理される確率が上がります。 もっとも、これは、共著ゆえに、その共著者も責任を持って研究に参加していると言うことが前提となるからですが・・・・ たまに、投稿査読の途中で共著者から抜いてくれと言われることもあります。 これは、その論文の内容に責任を持てないポイントが見つかった時、すなわち、内容に不備や不正が確認された場合や、「受理されそうにないから」という敵前逃亡のような場合です。 自己保身といえばそれまでですが、こんな事態になるだけならないように普段から良好な関係をキープしておくことは大切です。
余談
色々な、煩雑な理由から、最初から単独で投稿する方もおられ、また、受理まで、こぎつかれる方もおられます。 私的にはこのような方々には本当にがんばっていただきたいと思います。応援しています。