方法をざっくりと2分すると・・・
*** 時間の読みをまちがえないように ***
卒論・修論の計画について簡単にまとめてみたいと思います。
計画は一般に大きく分けると2つの方法があります。
1.文献からデータを集めて、分析考察する。
2.実際に自分でデータを集めて、分析考察する。
1は、すでのある統計的データや考察を集めて、それを包括的にまとめて一般論を考察するスタイルです。
たとえば、調査データが掲載されている論文や、文献、厚生労働所などで発表されている調査資料等が考えられます。
国際間で何らかのテーマに基づいて比較するなどの比較研究が、ひとつのやりやすい形と思います。
2では、実際に、質問紙票などのアンケートを実施してデータ収集して分析する方法です。
質問は最初からオリジナルを作成することは難しいので先行研究の質問紙をモディファイして、新たな視点を加えるという方法がとりかかりやすいです。
気をつけないといけないのは、時間的制約。卒論で実際にデータを集めるのは3-6ヶ月ぐらいなので、その期間内に処理できる手順を意識してください。
また、大学の外部に被験者を探す場合は指導教官の許可や倫理委員会での承認、問い合わせなどなども含めて準備に時間がかかりますのでその点も意識しておいてください。
とりあえず、以上のことを押さえて、ざっくりと計画を立てられてから、指導できる人と相談を重ねつつねりあげられていくのが良いと思います。