先行研究の収集はコツコツと・・・・
*** 地道なデータ収集が肝心 ***
研究計画書は各種助成金や学術振興会などの提出書類にも必要です。
また、修士論文や博士論文の構想にも当然ながら書かねばなりません。
これは、書くことが要求される以前に、自分自身の研究の方向性を押さえるためにも また、自分の頭の中の構想をまとめるためにも、アウトプットとして作成しておくことは必須です。
その構成の観点から書き方を折を見て順次まとめていきます。
まず、「背景」。なぜ、自分がこの研究テーマをするにいたったかを説明する部分です。
単なる主観的な思い付きではなく、客観的にこの研究が、対象とする研究領域で意義あることを先行研究の知見を交えて説得的に説明しなければいけません。 正攻法では、先行研究をよみ「つくし」た結果、自分のテーマに行きつくという形がベストです。
しかし、実際的には、自分の興味関心の焦点をしぼりつつ、その領域の先行研究を検索し読んでいくのが、効率的かと思います。
先行研究は大学の図書館などで、ストックされている学会誌や、学術用の検索エンジン(ex PubMed)などを活用されるのが良いと思います。質的には学会誌に掲載されている論文がベターです。
また、ネット上では学会のホームページ等で公開されているものも多いので、検索をかけてみてください。
研究方法やそこに書かれている背景等も大変参考になりますので、できるだけ目を通されることをお勧めします。
あとは、関連する書籍や雑誌で引用されている論文も参考になります。
研究計画書は分量も限られていますので、自分の研究にインパクトの強い先行研究の優先順位をつけて引用を考えるのがベストです。