*** 修士論文にかける時間は思っているより短い ***
【1】 修士論文提出時期の一般的なスケジュール
修士論文は、一般的に1月後半~2月はじめにかけて提出期日があります。
そのあと、主査や副査の先生方が読まれる期間の2-3週間を経て、公聴会による口頭試問が おこなわれるのが一般的な形です。
「試問」ですから、その答え方次第では、合格とならない場合も ありえますが、私たちの経験や見聞したところから考えますと、
よほどのことがない限り、 指摘された簡単な修正を加筆して合格となる場合が多いようです。
【2】 修士論文の合格とは
では、結局は「提出」すればOKか、ということですが、 この「提出」までに、指導教官とのディスカッションを重ねる必要が
あります。 あるいは、数回の中間発表で所属する講座の先生方の前で進捗状況を 発表する機会が設けられたりします。
このような家庭のなかで、まずは、指導教官から 「提出」に際してのGOサインをいただかなければなりません。
修士論文の合否は最終的には主査すなわち、 指導教官によって決められますので、 GOサインをもらわないまま提出したならば、
おそらく、厳しい評価が下される可能性が高いです。 合格しても後期課程(博士)への進学が不許可になる場合もあります。
【3】 実際的な修士論文提出時期
このようなことを考えると 修士論文の完成版は、できれば11月末までに、 指導教官に提出できることが理想と思います。
場合によっては(抜本的な書き直しが求められることもあり、 そのような書き直しには最低でも 1ヶ月は必要です。
まとめますと、修士論文の実際的な提出期限は 指導教官に対しては11月末日。
修正する期間は12月。 1月は最小限の修正にあてるといった形が理想です。
このような実際的なスケジュールを心の留めておいてくださいね。