後の分析も考えて、対象者数を決定する
インタビュー調査を行うと決めた人の多くが質問されることは
「何人ぐらい必要でしょうかか」
という質問です。
これは 研究の内容と必要とする被験者の特性によって異なりますので、単純に「~人必要」ということはできません。
現実的にKJ法やグラウンデッド・セオリーなどの後の分析でを考えると、 むやみに多ければ良いというもにではありません。
爆発する危険性大です。(笑)。
研究のトレーニングとして消化不良にならない数を設定する
一人の大学院生が研究のトレーニングもかねてきっちり丁寧に行うには 15人までぐらいが無難ではないかと私的に思います。
実際、私たちがこれまでにサポートしたケースは、5人から10人の範囲でした。
協力者に指定の場所にきていただいたり、必要あれば、こちらから出向いたりといった場所的な都合プラス、
双方、都合のつく時間を設定して、という話ですから、 それだけでも大変です。
場合によってはテープ起こしの作業も必要です。 現実的に妥協せざるを得ないところも多く、
初めてのインタビュー調査では 10 人前後が妥当かなと思います。
何かの参考になさっていただければ、幸いです。